プロフィール

武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。在学中、故丸山徹薫氏、マックス・マルティン・シュタイン氏、故ツデネーク・コジナ氏らに師事。同時にチェンバロコースも取得し、井上道子氏に3年間師事する。卒業後、モーツァルテウム国際夏季講習にて、故カルロ・ゼッキ氏に師事。その後名古屋、東京、浜松などでソロリサイタル、コンチェルトなどの演奏活動を始め、名古屋フィルハーモニーのメンバーや、ウイーン・モーツアルト・トリオとの室内楽の共演も行う。

  1996年よりアメリカに在住。その間、メーコン市での音楽フェスティバルに出演するなど、盛んにリサイタルを行う。1998年4月カーネギー・ワイル・リサイタルホールにてニューヨークデビューを果たす。アメリカ在住中には、世界的にも著名なピアニスト、リチャード・グード氏に、ニューヨークにて個人的に指導を受ける幸運を得た。

 2000年アメリカより帰国後、日本でも演奏活動を再開する。2002年3月、テロの傷跡の残るニューヨークに再び渡り、カーネギー・ワイル・リサイタルホールにてシューベルトの最後のソナタなどを含むリサイタル開き、好評を博した。2003年夏には、ポルトガルのヴィアナ・ド・カステロでの国際ミュージックフェスティバルに参加し、演奏も行う。近年、ウイーンの名器ベーゼンドルファーに魅了されており、2004年、東京などでベーゼンドルファーを弾くリサイタルを開催した。2006年、2010年には、東京紀尾井ホールにて、日墺文化協会主催のガラコンサートに出演、好評を博した。病院コンサートや、川上音二郎邸でのコンサートなど、カジュアルな形式での活動も行っている。浜松市主催の講座“音楽探訪”にもゲスト出演している。2010年、11年には、東京でのラ・フォル・ジュルネ オ・ジャポン エリアコンサートに出演、新丸ビル等にてショパンなどを演奏する。2014年名古屋にて「バロックからフランス近代へ」というテーマでリサイタル開催。2015年にはセントラル愛知交響楽団主催公演でモーツアルトのピアノコンチェルト第27番を演奏し好評を博した。

  現在までに、高野耀子氏、故アンリエット・ピュイグ・ロジェ氏、フリードリッヒ・W・シュヌア氏、故ギョルギ・スベック氏等の諸氏に師事する。現在はフランス在住のピアニストであり前パリ音楽院教授アンリ・バルダ氏とロシア人ピアニストであるヴァディム・サハロフ氏に指導を仰ぐため、時に渡仏して勉強を続けている。